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皇居東御苑4月末の花その32009.04.30 Thursday
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本丸地区の中の花をつけている草木を見て廻りました。
[バラ科キモッコウバラ] 立ち入れない植え込みの中央部にあるため、近づけませんでした。
[スイカズラ科タニウツギ] これはお菓子のようなかわいい花です。
[アヤメ科イチハツ] あやめという言葉の響きがぴったりの花です。
[エゴノキ科ハクウンボク] 愚生ははじめて見る興味深い花です。大きな木に鈴なりの花が咲いていました。
皇居東御苑は季節が変わるたびに来てみたい場所です。
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皇居東御苑4月末の花2009.04.30 Thursday
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二の丸庭園の水辺の花が鮮やかに咲いていました。
[ラン科シラン] 池のほとりに咲いていました。
[アヤメ科シャガ] 木陰に群生していました。
[バラ科ヤマブキ] 江戸城といえば太田道灌。道灌と聞くとヤマブキの故事が出てこなくてはいけません。これは一重ですが。都内でよく見かけます。
二の丸庭園の池の風景です。
静かで心安らぐ場所です。
山吹の故事は次のような伝説です。道灌が鷹狩りに出かけた折、にわか雨にあってしまい近くの農家に駆け込みました。そこで蓑を貸してくれと頼んだところ、若い娘が山吹の枝を差し出しました。蓑は借りれず花では雨がしのげぬと、怒って雨の中を帰っていきました。城でこの件を話すと、家来の一人が次のように説明しました。後拾遺集の兼明親王の歌に「七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき」とあります。「みのひとつだになきぞかなしき」と蓑ひとつない貧乏を山吹の花にたとえたのです。それを聞いた道灌は不明を恥じ、歌道にいっそう精進するようになりました。落語の演目にもあり、この伝説の場所が各地にあります。江戸の庶民に道灌公は人気があったようです。
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