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六義園(りくぎえん) しだれ桜ライトアップ その22009.03.29 Sunday
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さらに夜の闇に浮かぶしだれ桜を観賞。
向かって左側、千鳥橋へ通じる門の方から見るしだれ桜。
近づいて下より。
向かって右側より。
しだれ桜の樹齢約60年、結構まだ若い様です。庭園は古く、1695年(元禄八年)に柳沢吉保が五代将軍徳川綱吉より当地を賜ったときより始まります。
この六義園は、柳沢吉保が古今和歌集に出てくる和歌を庭園で実現しようとしたものです。古今和歌集の序文に書かれている六義(むくさ)に因みます。
六義とは、中国の毛詩にある『 一に曰く、風。二に曰く、賦。三に曰く、比。四に曰く、興。五に曰く、雅。六に曰く、頌。』という分類を紀貫之がが転用した和歌の「六体」に由来します。
「風、賦、比、興、雅、頌」はそれぞれ、「そへ歌、かぞへ歌、なずらへ歌、たとへ歌、ただごと歌、いはひ歌」と転用したが、一対一対応にすることは出来なかったようで、古今和歌集は、毛詩の分類にこだわらず独自の道を開いたといわれています。それは「春歌、夏歌、秋歌、冬歌、賀歌、離別歌、...」などです。
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六義園(りくぎえん) しだれ桜ライトアップ2009.03.29 Sunday
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駒込駅すぐ近くの六義園のしだれ桜が満開ですとWEBで見て、カメラ片手に夜桜見物。
都内では有名なことと、この時期満開なのが少ないためか、中に入るために、50メートルほどの行列に並んで待つこと、約20分。
夜のしだれ桜は輝いているのです。いったい桜を見に来たのか写真を撮りにきたのかと思いながら、みな同じような行動なのは、日本人だからでしょうか。
出入り口より入り、内庭大門に近づくと塀の向こうにライトアップされて見えてきます。
正面から見るとその威容が良くわかり、昼間の姿とは違った視線を吸い寄せるような艶やかさです。
近づいてよく見る。
年に一度の六義園しだれ桜見物は、夜の訪問がお薦めです。
その2 >>
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